聖書のメッセージ

2月のメッセージ(Ⅳ)

『雪のような白さ』

 「たとえ、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。」

                         (イザヤ書1章18節)

 2月は、一年の中で一番寒い時季ですね。最近は、暖冬傾向にありながら、異常気象のせいで、北国では、異常なほどの積雪があります。ところで、雪の白さほど純白といえるものはないでしょう。まさに創造主なる神様の作品である、自然の美しさの一つです。しかし、その白さも、人間の手によって、すぐきたなくされてしまいます。北国の雪も、人の住む町中では、溶けた雪と泥が混ざって、見た目にもきれいとは言えません。一度よごれてしまった雪を、元の白さに戻すことはできないでしょう。実は、人間の心の中も同じです。創造主なる神様によって造られた本来の人間の心は、きよいものでした。しかし、人間は神様に背き、罪を犯してしまい、その心は罪によって汚れてしまったのです。人間はみな罪人です。聖書には、「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。」とあります。しかも、その罪の汚れを自分で取り去ることはできません。一度犯した罪は消し去ることはできないのです。しかし、神様は、その罪を帳消しにし、罪の汚れを雪のように白くして下さると言うのです。そのために神様は、イエス・キリスト様をこの世に遣わされました。イエス・キリスト様は、罪人の人間が受けるべく罪の刑罰を、十字架の上で身代わりの受けて死んで下さったのです。この方を救い主と信じる者の罪は赦され、帳消しにされ、雪のように白い心にされるのです。