聖書のメッセージ

2月のメッセージ(Ⅴ)

『人生の一大損失』

 「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得が

  ありましょう。 自分のいのちを買い戻すために、人はいったい

  何を差し出すことができるでしょう。」

                (マルコの福音書8章36-37節) 

 新しい年も、早一ヶ月が過ぎました。あなたは、今どこに向かって生きておられるでしょうか。科学技術が飛躍的進歩を遂げている現代、人々は手軽さや便利さを求めて、より速く、簡単にという方向に向かっています。今や、パソコンが一台あれば、欲しい物も手に入り、世界中の情報も一瞬のうちに集められます。おいしい栄養価の高い物を食べながら、健康のためにお金を払ってまで努力をする時代です。しかし、人はいつか必ず死ぬのです。もしそれですべてが終わってしまうなら、人生に何の意味と価値があるのでしょうか。しかし聖書では、この地上の肉体のいのちだけでは終わらないこと、そして、この地上のいのち以上に大切ないのちがあることを教えています。それは、神様と共に生きる永遠のいのちです。ところが、人間は神様に罪を犯し、神様から離れてしまった結果、そのいのちを失い、神様のさばきによる永遠の刑罰を受ける者となってしまったのです。全世界のものを手に入れたとしても、地上の肉体のいのちをいくら延ばしたとしても、永遠のいのちを失ってしまうなら、まさに人生の一大損失となってしまうのです。それゆえに神様は、御子イエス・キリスト様をこの世に遣わされました。イエス・キリスト様は、人間の罪を負い、身代わりの罪の刑罰を十字架の上で受けて死なれ、三日目によみがえられました。イエス・キリスト様を救い主と信じる者は、罪が赦され、永遠のいのちが与えられるのです。