聖書のメッセージ

10月のメッセージ(Ⅴ)

『変わらない神様の愛』

 「しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために

  死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を

  明らかにしておられます。」

                   (ローマ人への手紙5章8節)

 10月に入り、ようやく秋らしくなって来ました。しかし、地球温暖化はますます進んでいるようです。氷河が崩壊したり、南国の島々が水没の危機にあります。ところがそれと反比例するかのように、人間の愛は冷たくなって行く傾向にあります。以前、ある町でこんなことがありました。生後8ヶ月の男児が、救急病院や総合病院など4ヶ所の病院で、次々と診療を断られ、自宅で亡くなったというのです。その男児の発熱や嘔吐、下痢の症状と夜間ということのため、病院は「専門医がいない」「近くの病院に行った方がいい」と断った結果のことでした。

聖書では、すべての人間は、神様から離れた罪人であると教えています。罪人である人間の傾向は、自分中心に、自分が良いと思うこと、自分の目に正しいと見えることを行ない、まず自分の都合で考え行動するということです。その結果、互いの愛が冷たくなるということになるのです。しかし、そんな人間の愛に比べ、神様の愛は変わることがなく、罪人の人間を愛し続けておられるのです。神様は、罪人の人間がその罪のゆえに苦しみ、滅んで行くことを願ってはおられないのです。神様は、罪人の人間を罪から救うために、イエス・キリスト様を遣わされました。イエス様は、罪人の罪を負い、十字架にかかって身代わりの刑罰を受けて死んで下さったのです。それほどまでに犠牲を払って愛して下さったのが、神様の愛です。その神様の愛は、今も変わりません。