Q&Aコーナー

Ⅰ、『神について』

Q1.「神は本当にいるのですか?」

A1. これは一番基本的な大事な質問なので、注意して用語の定義をしておきましょう。ここで、いるのかどうかと問う「神」は、天地の創造主である生きておられる真の神という意味でなければなりません。

 では、この世界の創造主は本当にいるのでしょうか。あなたの住んでいる家は誰か建てた人がいるでしょう。家の中をくまなく探しても見つかりませんが、その家の設計者、建築者は必ず存在します。それと同じように、この宇宙と世界を造った神は本当におられるのです(ヘブル人への手紙3章4節)

 神の存在を証明しようとする試みはいくつもありますが、いずれも最終的な証明ではあり得ず、ただ創造主である全能の神を信じることは妥当であり、理にかなっていると説得してくれるのみです。

 どんなに愛を論じ、愛を定義してみても、愛したり愛されたりする経験なしには、愛を知っているとは言えません。同様に、神の存在についていくら論じても、神のを知ったことにはなりません。信仰によって神の愛や力を経験することなしには、神を知ることはできないのです(ヘブル人への手紙11章6節)

 では、信じるに足る根拠、土台はどこにあるのでしょうか。それは、①この宇宙と世界の存在、②聖書の語りかけ、③イエス・キリスト様の人格と教えとみわざ、です。

 これらの根拠に基づいて、私たちが実験してみることができます。聖書に書かれている神の約束どおり、自分の罪を認めて悔い改め、その罪のために十字架の上で死んで、復活された救い主イエス・キリスト様を信じてみることによって、約束された救いが自分に与えられるかどうか、体験的にテストしてみたらいいのです。  

*ヘブル人への手紙3章4節「家はそれぞれ、だれかが建てるのですが、すべてのものを造られた方は、神です。」

ヘブル人への手紙11章6節「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださることとを、信じなければならないのです。」