Q&Aコーナー

Ⅱ、『人生について』

Q5.「人間は死後どうなるのでしょうか?」

A5.私たちは、幾つかのことから、この世の生活だけがすべてとは考えられないのです。それは、この世の生活はあまりに不公平であり、あまりに不正に満ちているからです。生まれながら体にハンディキャップを持つ人が、一生涯不利な立場に立たされるという例や、正しい者がそれにふさわしい報いを受けず、かえって不正をしている者が富み栄えているという事実を見ると、この世だけで、すべてが終わってしまうとはどうしても考えられません。すべての人間の正・不正について、必ず正しい総清算がなされなければならないはずだと思います。私たちの正義を求める良心が、そのことを主張しています。

 また、死に対する恐れが、誰にもあるということは、死によってすべてが終わってしまうのではなく、死後さばきがあるということを暗示してはいないでしょうか。

 しかし、こうした幾つかの証拠があったとしても、それらは死後の生活の確実な証拠と言うには、弱いように思われます。そこで、天から下って来られ、人間の姿をとられた神様であるイエス・キリスト様の証言を考えてみましょう。イエス様の証言の確実性は、イエス様の人格についての真実性にかかっています。ですから、私たちは、人間の死後についてのイエス様の証言に耳を傾けざるを得ないのです。それによると、私たちは、主であるイエス様を信じて死んだならば、主と共にあるパラダイスに行くことができ、主を信じないで死んだならば、よみ(ハデス)の苦しみの中に行くのです。そして、やがてこの世の終わりが来て、からだがよみがえった時、パラダイスに行った信者は天国に行くことができ、ハデスに行った不信者は地獄へ行くことになるのです。そしてこの世の終わりは、主の再臨の時、イエス様が再び来られる時にやって来るのです。