Q&Aコーナー

Ⅱ、『聖書について』

Q2.「聖書はどうして神のことばと言えるのですか?」

A2.第一に、神様が創造された天地自然は、創造主の存在と限りない知恵と力について、すべての人に力強く語りかけている点で、神様のことばです。ところが、人間が長い間、神様を離れていたために、その理解力が鈍くなってしまいました。だから人々は、造り主でなく、造られた物ー太陽や月や木や石や動物を拝むようになってしまったのです。

 第二に、神様は歴史の中でイスラエル民族を選び、彼らによってご自身についての正しい知識と信仰を保たせ、預言者を遣わし、神様のことばを語らせたのです。預言者は、自分の意見や思いつきを語ったのではなく、神様の聖霊に動かされて、神様からのことばを語ったのです(ペテロの手紙第二1章21節)。そして、新約聖書を書いた使徒たちも同様に、聖霊の導きを受けて書いたので、「聖書はすべて、神の霊感によるもの」(テモテへの手紙第二3章16節)なのだと主張しているのです。

 それを裏付けるものは、まず「統一性」です。1500年以上にわたって40人以上の人が書き、66巻の書物を含む聖書が、完全な統一と調和を保っていて矛盾がないという事実です。次に「耐久性」です。聖書を滅ぼしてしまおうという攻撃や迫害は、歴史の中で何回も繰り返されました。しかし、聖書は滅びてはいません(マタイの福音書24章35節)。第三に「普及性」です。現在聖書は、約二千の言語に訳されており、毎年世界中で隠れたベストセラーを続けています。第四に「真実性」です。聖書中の歴史的記録の一つ一つが、考古学的研究の結果、真実であることが確かめられて来ています。最後の点は、あなた自身による「個人的実験」です。あなた自身が聖書を信じて従う時、あなたの人生が変えられる体験を通して、あなたは結論を出すでしょう。「聖書は本当に神様のことばだ」と。  

*ペテロの手紙第二1章21節「なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。」

*テモテへの手紙第二3章16節「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」

*マタイの福音書24章35節「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」