Q&Aコーナー

Ⅲ、『救いについて』

Q9.「信じ救われるためには、どれくらいの聖書知識が必要ですか?」

A9.このような質問をする人は、旧新約聖書を全部知ったら信じられると思っているのではないかと思います。ところが、旧新約聖書を全部知っても、信じられるとはかぎりません。確かに、イエス・キリスト様を信じる信仰は、正しい知識の上に成り立つものです。しかしそれは、聖書についてすべてを知る知識である必要はないのです。また、いわゆるキリスト教についての全知識である必要もありません。私たちが信じるものは、キリスト教ではありません。救い主として来られた方、イエス・キリストというお方なのです。

 ですから、たとい聖書についてはほとんど知らなかったとしても、聖書の中心である救い主について知り、その方を信じるならば、必ず救われます。救いについての必要な知識は、ただそれだけで十分です。救われるために必要な知識とは、主イエス・キリスト様が私の罪のために、十字架にかかって死んでくださって、三日目によみがえられたということだけです。このことがわかるために、六十六巻の聖書はあるのです。しかし、たとい一度も聖書を読んだことがなかったとしても、イエス・キリスト様が私の罪のために死んでくださって、三日目によみがえられた救い主であることを教えられ、主イエス・キリスト様とはどういう方なのか、私の罪とは何なのかということを知ることができるなら、それこそ、救われるに必要な聖書知識と言えるでしょう。