Q&Aコーナー

Ⅴ、『倫理道徳について』

Q1.「クリスチャンは、性を罪悪視するのですか?」

A1.クリスチャンは、性を罪悪視しません。それどころか、神様に造られた人間にとって、性は全人格的なものであり、全生涯に関わる大切なことと考えています。性はそもそも、神様が創造されたものでした。創世記には、神様は人を男と女とに創造し、これを祝福して、「生めよ。ふえよ」(創世記1章27-28節)と仰せられたとあります。このことの中に、性の肯定と祝福を見ます。

 一方、新約聖書では、夫と妻が一心同体となる結婚を、キリストと教会との関係で語っていること(エペソ人への手紙5章31-32節)、結婚は重んずべきであり(ヘブル人への手紙13章4節)、結婚を禁ずるのは間違いであるとしていること(テモテへの手紙第一4章2-3節)などから、一貫して、性を重要なものと見ていることがわかります。

 ところが、本来は祝福されたものであるはずの性が、人間の堕落によって乱され、多くの不幸の原因となってしまっています。創造主なる神様を信じるクリスチャンは、幸福の道としての性が、反対に不幸を招く結果となってしまっていることに悲しみを覚えているのです。

 旧約聖書には、姦淫の罪(正しい結婚による夫婦以外の性的関係を持つこと)による悲劇が、数多く描かれています。性は、一歩間違うと、人から祝福を奪ってしまうのです。聖書がたびたび、性倫理に関する戒めを説いているのも、性を罪悪視しているからではなく、性の祝福を守り、このような不幸を防ぐためなのです。今日の性にまつわる情報は、とても乱れています。心ない一部の大人たちに、青少年が踊らされているようにも見えます。世の中は、本当の幸せ、本当の性の祝福について知らなすぎるのです。 

*創世記1章27-28節「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。』」

*エペソ人への手紙5章31-32節「『それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。』この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。」

*ヘブル人への手紙13章4節「結婚がすべての人に尊ばれるようにしなさい。寝床を汚してはいけません。なぜなら、神は不品行な者と姦淫を行う者とをさばかれるからです。」

*テモテへの手紙第一4章2-3節「それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており、結婚することを禁じたり、食物を絶つことを命じたりします。しかし食物は、信仰があり、真理を知っている人が感謝して受けるようにと、神が造られた物です。」