聖書のメッセージ

1月のメッセージ(Ⅳ)

『真に価値ある人生』

 「私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆに、

  いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべての

  ものを捨てて、それらをちりあくたと思っています。」

                     (ピリピ人への手紙3章8節)

 新しい年を迎えました。今年一年、どのような年になるでしょうか。おそらく多くの人々は、今の社会がより良く変革されて、新しい時代が到来すること、あるいは、希望ある、輝かしい未来が訪れることを期待していることでしょう。

 ところで、今あなたにとって、何が一番価値のある物ですか。もし、あなたが、世界一価値ある物を見つけたとしたらどうしますか。聖書の中にこんな話があります。ある人が、偶然、他の人の畑の中で宝物を見つけました。また別の人は、すばらしい値打ちのある真珠を一生懸命探して見つけました。二人とも、自分の持ち物を全部売り払って、その畑、あるいは、真珠を買ったと言うのです。それだけの価値があると考えたからです。ところが聖書では、「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。」と、全世界よりも重い、いのちの価値について教えています。このいのちは、単なる肉体のいのちのことではなく、創造主なる神様とともに生きる永遠のいのちについて言っているのです。しかし、神様から離れた罪人の人間は、この真のいのちを失っています。けれども、私たちの罪のために十字架の上で死んで下さり、三日目によみがえられた救い主イエス・キリスト様を信じる者は、このいのちが与えられ、真に価値ある人生を送ることができるのです。