聖書のメッセージ

3月のメッセージ(Ⅰ)

『人生の道しるべ』

 「あなたのみことばは、私の足のともしび、わたしの道の光です。」

                     (詩篇119篇105節)

 冬から春へ、季節の移り変わる時、草木の芽が萌える頃です。私たちの生活にも変化のある時です。衣類は冬物から春物へ。新年度を迎え、新学期、新入学、新入社など、新しい人生の出発となる人もおられることでしょう。いずれにしても、皆さんは今、どのような人生の道を歩んでおられるでしょうか。

 こんな話があります。ある人が実験をしました。道もない、目印となる物も何もない砂漠のような所を、まっすぐに歩けるかどうかという実験です。まっすぐに歩けと命じられて歩いた人は、何度やっても、まっすぐに歩くことができなかったそうです。人間は、道とその道が正しいことを示す道しるべがないと、正しい方向に歩いて行くことができません。私たちの人生も、同じことが言えます。向かうべき方向と、それに向かって歩むべき道を示す道しるべが必要なのです。確かな人生の道しるべがあれば、どんな時にも正しい選択をし、正しい道を歩むことができます。もし間違いに気がついたら、それを正すこともできるのです。聖書には、「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」とあります。また聖書の中でイエス・キリスト様は、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」「わたしは世の光です。」と言われました。この神様のことばである聖書が、私たちの人生を正しい道に導く道しるべとなるのです。遅過ぎたと後悔する前に、一度人生の歩むべき道を点検してみてはいかがですか。