聖書のメッセージ

4月のメッセージ(Ⅱ)

『意味のある人生』

 「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。

  わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」

                 (ヨハネの福音書10章10-11節)

 新しい年度のスタートです。 皆さんの人生の計画は何ですか。こんな話があります。ニューヨークに、63才まで死ぬまで一度も職に就かず、人生の大半を大学で過ごし、あらゆる学位を取得したという人がいました。それは、彼が子どもの頃死んだ裕福な親戚の遺言にこうあったからです。「彼が学生の間は、遺産から援助を与え、学業が終了すると同時に、その援助は打ち切られる。」けれどもそれは、生涯学生でいることを意図したものではありませんでした。彼は、遺産によって得た物を、実社会で生かすことをしませんでした。それでは、せっかくの遺産も無駄になってしまったと言っていいでしょう。私たちの人生も同じことが言えます。私たちのいのちと人生は、創造主なる神様によって与えられたものです。それには神様の意図があるのです。本来人間は、神様とともに、神様のために生きるために造られました。しかしその人間が、神様に背き、罪を犯し、神様から離れて自分勝手に生きるようになったのです。神様の意図から外れただけではなく、真のいのちを失い、罪の刑罰を受ける者となってしまいました。しかし、そのような人間を罪から救うために、神様が人となられたイエス・キリスト様は、十字架の上で身代わりの刑罰を受け死なれ、三日目によみがえられたのです。私たちはみな、このイエス様の救いを必要としています。それなくしては、豊かないのちある、意味のある人生を送ることはできないのです。