聖書のメッセージ

4月のメッセージ(Ⅳ)

『人生の無駄使い』

 「私たちの齢(よわい)は七十年。健やかであっても八十年。しかも、

  その誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、

  私たちも飛び去るのです。‥‥それゆえ、私たちに自分の日を正しく

  数えることを教えてください。」

                     (詩篇90編10、12節)

 4月は季節の変わり目であると同時に、人生の変わり目ともなる時季ですね。ある作家が「人生は短いが、人は時間を無駄にして、それをもっと短くしている。」と言っています。ある国ではこんな拷問があるそうです。山積みされたレンガを別の所へ運ばせ、そこへ積み上げさせます。それが終わると、すぐに崩せと命じ、それをもとの所へ運んで、そこへ積み上げるように命じます。これを朝から晩まで繰り返しやらせるのです。それを三日続けて行くと、ほとんど者は自主的にものを考えたり、判断したりする能力を失ってしまうそうです。中には発狂する者も出るそうです。私たちの人生も同じことが言えるでしょう。人生の意味も目的も失ってしまうなら、毎日の生活がただ同じことの繰り返しのように思え、くたびれもうけのむなしい人生となってしまうでしょう。そのような人生は、結局、時間を無駄に使っているようなものです。私たち人間は、創造主なる神様とともに生きるために造られたものです。それゆえに、神様から離れていきるならば、人生の本当の意味と目的、そしていのちをも失ってしまうのです。神様だけが、私たちに人生の意味と目的を教え、また真のいのちを与えることができるのです。あなたが、神様のもとへ帰り、神様とともに生きるならば、人生の意味と目的を知り、真に充実した人生となるのです。