聖書のメッセージ

5月のメッセージ(Ⅱ)

『何のための人生か』

 「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、

  それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」

                   (マタイの福音書6章33節)

 ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか。普段できないことをやりたいという人、十分休養したい人、とにかく楽しみたい人、など様々でしょう。

 ところで、皆さんの生きがいは何ですか。アメリカの航空業界で「プリン男」と呼ばれていた人がいました。彼は、あるメーカーのプリンを買い続け、約3百万円を使って、約1万2千個のプリンを買いました。それは、そのメーカーのプリンを買うと、無料航空券がもらえるキャンペーンがあったからです。彼は、約2千万キロメートル分の無料航空券を獲得しました。彼にとって人生とは何なのでしょうか。ある人は、食べるために生きているようです。ある女性は、2千円分の食事券を獲得するために、早食い大会に出場し、食べ物をのどに詰まらせて死んでしまいました。グルメブームなのに、肥満や病気を気にしてダイエットをするという矛盾した時代を象徴しているようです。聖書には、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」とあります。また、「何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。」「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」とあります。人間は創造主なる神様によって造られ、神様とともに生きることが本来の生き方なのです。そこにこそ、人間の本当の幸福、平安と喜びと生きがいがあるのです。