聖書のメッセージ

7月のメッセージ(Ⅳ)

『忘れたい事』

 「わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたのそむきの罪を

  ぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。」

                      (イザヤ書43章25節)

 雨が降ったりやんだりのこの季節、ついうっかり、カサを置き忘れてしまうことが多いですね。人間は、よく物忘れをするものです。昨日やった事さえ、思い出せません。ところが、そんな私たちが、忘れたくても忘れられない、消し去りたくても消し去れない事があるのです。過去の失敗や犯してしまった罪、人への憎しみやうらみなどは、いつまでたっても、心から離れません。ある小学生がこんな詩を作りました。「こんな消しゴムあったらいいなあ。テストの時、あっているものは消えない。まちがっているものは消す。こんな消しゴム、ぼくだけの消しゴム。」私たちの人生に使える、こんな消しゴムはないものでしょうか。良い事ばかりが残り、悪い事はすべて消える消しゴム。実は、聖書の中で創造主なる神様は、「あなたのそむきの罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。」と言われています。神様は、意図的に罪を忘れ、罪を赦して下さろうとされるのです。なぜなら、神様のひとり子イエス・キリスト様が、私たちの罪を負って、十字架の上で死んで下さったからです。だから、「あなたがたの罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて、神に立ち返りなさい。」と言われているのです。罪を悔い改めて、イエス・キリスト様を救い主と信じ受け入れる者の罪は赦され、過去に縛られない新しいいのちに生きる、新しい人生が始まるのです。あなたも、このすばらしい人生を、自分のものとしませんか。