聖書のメッセージ

7月のメッセージ(Ⅴ)

『人生の長さ』

 「そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも

  悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」

                   (ルカの福音書13章5節)

 7月に入り、今年も一年の後半にさしかかりました。ところで皆さんは今、人生のどのあたりにさしかかっておられますか。平均寿命は年々長くなっています。しかし、それはあくまでも統計上の数字です。人はいつ、どんな形で死を迎えるかわからないのです。最近は、大災害、不慮の事故、悲惨な事件などが多発し、多くの人々のいのちが失われています。そんな時、私たちは、なぜそんな事が起こるのだろうかと思います。聖書の中でイエス・キリスト様は、その時代に起きた二つの悲惨な出来事(不慮の事故と残忍な虐殺事件)を取り上げて、被害にあった人たちが、他のどの人よりも罪深かったからとでも思うのですか、と問われてから、「そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」と言われたのです。聖書では、すべての人が神様の前に罪人であり、死後にさばきがあることを教えています。神様は私たちの心の中の罪(うそ、ねたみ、憎しみ、敵意、殺意、悪い考えなど)をも見られるのです。私たちはみな罪からの救いを必要としています。神の御子イエス・キリスト様は、人々の救いのために、神様から遣わされ、人々の罪を負い、罪の刑罰を身代わりに受けて、十字架の上で死なれたのです。私たちが、罪を悔い改め、イエス・キリスト様を救い主と信じ受け入れるならば、その者の罪は赦され、永遠のいのちを受けることができるのです。