聖書のメッセージ

9月のメッセージ(Ⅱ)

『光の中を歩む人生』

 「わたしは光として世に来ました。わたしを信じる者が、

  だれもやみの中にとどまることのないためです。」

              (ヨハネの福音書12章46節)

 9月に入ると秋の気配とともに、急に日が短くなるのを感じますね。外で遊ぶ子どもたちの声が消える時間も、段々と早くなって来ます。これまで明るかった帰り道も、すっかり暗くなり、家路に急ぐ足も、速くなることでしょう。

 ところで皆さんは、全くの真っ暗闇の中を経験されたことがあるでしょうか。もちろん何も見えない状態です。しかも、今いる所すらどこか分からないとしたらどうでしょうか。どこにどう行っていいのか、全く分からないでしょう。まさに暗中模索の状態です。回りにある物を手探りして、おっかなびっくり歩を進めるしかありません。この先は一体どうなっているのか、これからどうなってしまうのだろうかと、不安と恐れが襲って来ることでしょう。実は聖書では、これが創造主である神様から離れて生きる罪人の人間の人生そのものだ、と教えているのです。そんな罪人の人間の行き着く所は、死であり、滅びであると言われています。しかし、そのような罪人を救うために、救い主イエス・キリスト様は来られたのです。そしてこう言われました。「わたしは光として世に来ました。わたしを信じる者が、だれもやみの中にとどまることのないためです。」これまで暗闇の中で手探りをして歩んでいた人生に光が差し込み、明確な人生の目的と方向が示されるのです。そして、イエス・キリスト様の死と復活のいのちにあずかり、罪の赦しと永遠のいのちを受けるのです。